Gallery ITS : 取扱い作家 : 山本直彰 取 扱 い 作 家 へ 戻 る  ▲ for I N D E X ~
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Mother
50号・1992(平成4)年
山本直彰作 Mother 50号

山本直彰が初期の頃に扱っていたモティーフは人物が主体で、
彼の繊細なまでな感受性が表現へと駆り立てられてゆき、
その作品は見るものの心を捉え多くの人々に共感を呼んだ。
この作品は、穏やかなマリア像のような作品ではなく、
我が子をしっかりと抱きしめる母の生命力を強く感じる。
画面中央に十字を切ったような鋭い空間は,自己のやる場のない不安、怒り、愛が、
さまざまに交錯した作家の気持として描写されているように思える。
画力の優れた作品といえる。
眼 球 譚
8号・1999(平成11)年
一連のDoorの作品にまざって、1998年、(がんきゅうたん)の作品が生まれる。
全身でうけとめていた繊細なまでな感受性は、
Doorの作品を描き続けるうちに装飾的な無機質なものになりはじめていた。
眼=心は山本の感受性に何かの変化が起こったものと考えられる。
切れ味の良い山本らしい作品の出現であった。

山 本 直 彰 略 歴
1950年横浜市に生まれる
1975年愛知県立芸術大学大学院修了
 第1回春季創画展出品(以降、毎年)
1978年第5回創画会出品(以降、毎年)
1979年第14回現代日本美術展出品(東京都美術館)
1986年第1回川端龍子賞展出品(和歌山県立近代美術館)
1987年第14回創画会展で創画会賞受賞
1988年《'88・絵画、・・・》展出品
 (京都市美術館・埼玉県立近代美術館・三重県立美術館)
 文化庁現代美術選抜展出品
 《―― 今を生き、そして描く――日本画と現代》展(福島県立美術館)
1989年 春季創画展で春季展賞受賞 第16回創画展で創画会賞受賞
 第10回山種美術館賞展出品
 第1回個展開催(ギャラリーイッツ)以降、毎年開催
1990年第1回菅楯彦大賞展出品(同'93)
1992年文化庁在外派遣研修生としてプラハ滞在
1994年春季創画展で春季展賞受賞
1995年第13回山種美術館賞展出品
1996年春季創画展で春季展賞受賞
 第23回創画展で創画会賞受賞
 《美術の内がわ・外がわ》板橋区立美術館
 現代作家シリーズユ96【山本直彰】(神奈川県民ホールギャラリー)
1997年第24回創画展で創画会賞受賞、創画会会員となる
1998年現代美術の手法3〔日本画〕
 純粋と越境――90年代の視点から展(練馬区立美術館)
2001年椿会展出品(SHISEIDO GALLERY) (同'02)
2002年第1回東山魁夷記念日経日本画大賞入選
2004年超日本画宣言――それは、かつて日本画と呼ばれていた(練馬区立美術館)
2009年山本直彰展 ―帰還する風景― 開催(平塚市美術館)
2010年芸術選奨文部科学大臣賞受賞
 神奈川文化賞受賞
  
 【パブリックコレクション】
 プラハ国立現代美術館、文化庁、練馬区立美術館、資生堂アートハウス、
平塚市美術館、東京都現代美術館、東京国立近代美術館、国立国際美術館、
横浜美術館、神奈川県立近代美術館、愛知県立美術館、山口県立美術館、
佐久市立近代美術館
 現在、
和光大学兼任講師、武蔵野美術大学教授、愛知県立芸術大学非常勤講師


NZOAKI YAMAMOTO 1986 - 1994 画集  山 本 直 彰  1986 -1994

日本画の異端児といわれた山本直彰が初期に表現していた人物は、凛とした気質と空気が 潜み、氣迫のあるもので、のちに孤独感、絶望感、不安といった、誰もが内に抱えて いるものを表現した作品は多くの共感を呼びました。
1992年文化庁芸術家在外研修員として1年間プラハに留学するこの年より「DOOR」を テーマに作品作りが始まり、暫く「DOOR」の時代となります。
2006年、春の創画会に出品された「ガラスの鐘」は新鮮な空気を含み、新たな山本芸術を 予感させる気がしました…。
掲載の画集は、山本直彰の初期の作品から、1994年迄の作品を採り上げて居ります。
序文は、中山公男(群馬県立近代美術館館長)にいただきました。
 【 税込価格¥12,000、111作品・258×256(mm) 】